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TRAZOM音楽祭は、「音楽を聴く人」と「音楽を奏でる人」が同じ空間の中で出会い、言葉を交わし、共に時間を共有することを目的として開催される音楽祭です。演奏を一方的に鑑賞する場にとどまらず、音楽を媒介として人と人が直接関わり合い、相互理解を深めることを重視しています。
音楽祭概要

開催理由および背景
本音楽祭は、ドイツ・ハンブルク近郊のレリンゲンにおいて40年以上にわたり継続されている、市民と音楽家が協力して運営する音楽祭の理念に着想を得ています。同地では、市民が運営や広報に主体的に関わり、演奏家を家庭に迎え入れるなど、音楽が生活の一部として根付いてきました。
一方、日本においては、クラシック音楽が日常生活から距離を感じられることが多く、市民と演奏家が自然に交流する機会は限られています。地域住民が運営に参加し、演奏家と対話し、音楽家が自身の経験や想いを伝える場が生まれることで、音楽はより身近で、豊かな文化として定着すると考えます。
TRAZOM音楽祭は、大阪・京都という文化的土壌を有する地域において、市民と演奏家が同じ場に集い、相互に学び合いながら音楽文化を育む「共創の場」(co-creation)です。
TRAZOM音楽祭が目指すもの
・比較的小規模な会場において、一流演奏家による音楽を間近で体験できる機会を提供すること。
・演奏会場へ足を運ぶことが困難な人々のもとへ、演奏家が訪問し、生の音楽を届けること。
・音楽に触れる機会の少ない子どもたちを招待し、感受性や広い視野を育む教育的機会とすること。
これらを通じて、音楽を特別なものではなく、生活の中に自然に存在する文化として広げていくことを目指しています。
音楽祭として開催する意義
音楽は、言語や文化の違いを超えて人の心に直接働きかける力を持っています。ヨハン・セバスティアン・バッハは、音楽は人を慰め、励まし、導くためのものであると捉えていました。また、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの《交響曲第九番》に象徴される思想は、人間の尊厳、平等、友愛といった普遍的価値を音楽によって表現しています。
これらの思想は、現代における「誰一人取り残さない」という社会的理念(SDGs)とも通じるものであり、芸術が長年にわたり自然に果たしてきた役割であるといえます。
TRAZOM音楽祭は、音楽を通じて人と人が出会い、対話し、価値観を共有する場を創出することで、社会における文化的基盤の醸成に寄与することを目的としています。
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